< GROW NATURALLY 職人さん訪問~その2 >

2016年12月08日

 




こんにちは!
Online Store担当のサタケです!

先日お届けしました、< GROW NATURALLY 職人さん訪問~その1 >に続き、
その2をお伝えしたいと思います♪


今回の その2 をご覧頂く前に、ぜひ その1 を読んでみてください(^^)
< GROW NATURALLY 職人さん訪問~その1 >


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裁断師の山崎さんにお礼を告げ、次に向かったのは、

靴の形成のキモとなる、底付けを作業を担当してくださっている、呉本さん!
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最初に、「この仕事は何年やってるんですか?」とお伺いしたところ、

「中2からやっとるけどな~、もう何年や~?あっはっは~」と笑ってお話してくださる楽しい方です♪

中学2年からこの仕事を始め、現在、御年なんと78歳!!

つまり、この道64年の大ベテランさんです!!!



O.D.R.Fの大野さんが、独立して仕事を始める際も、そして今も、
ささいなことから大きなことまで、呉本さんからたくさんのことを教わっているそうです。



呉本さんは、

「お客様がお客様を呼ぶ商品を作らないかんよ。」

「ものづくりは、人と人との関わり合いやから、
足を運んで、自分がまずお客様を知ることが大事やで。」

と、お話ししてくださいました。
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独立する際に、このお話を聞いた大野さんは、その教えをしっかりと胸にとめ、
自分の足で、自分のつくる靴を扱ってほしいお店を1店1店まわったそうです。
その中で出会ったのが、シサムコウボウ神戸岡本店だったそうです。

そこから、シサムコウボウとの付き合いが始まっていき、
今では、実店舗のみならず、Online Storeや卸部門でも
GROW NATURALYの靴のお取扱いをさせて頂いています。


「人との関わり合いから、信頼関係をいかに作るかが重要なんや」

そう話す呉本さんの言葉に、とても心を打たれました。
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今でも、大野さんが考えた新しい靴の、サンプルのチェックは呉本さんにお願いしているそうです。


靴づくりのプロであるだけでなく、長年の付き合いで築きあげた信頼関係があるからこそ、
こうした素敵なものづくりができるのだな、と思いました。




そんな厳しくも熱く優しい呉本さんのお仕事をご紹介!


呉本さんは、裁断師の山崎さんが裁断したパーツが、
製甲師さんのもとで立体的に縫製されたあと、
木型に沿って、革の部分と靴底を張りつける底付け作業を行っています。
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縫製された革を木型にはめ、インソールを入れたあと、手作業で つりこみ と呼ばれる作業を行います。


この つりこみ とは、 インソールと、縫製された革の部分を、木型に沿って張りあわせる作業のことをいいます。

この作業は、そもそも張りあわせる作業自体も難しいのですが、
不均一なタンニンなめしの革は、1点1点伸び方が違うため 、毎回革の状態をみながら、
靴のデザインを考えながら進めていかねばならない、とても難しい工程です。

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熟練の技が必要で、靴のこと、そして革のことを熟知していなければできません。


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ここでちょこっと、つりこみの豆知識コーナー!


GROW NATURALLYの靴のかかと部分には、小さな穴があいているのをご存じですか?
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これは何の穴なんだろう?と思っていたのですが、実はこの穴、
まさに、このつりこみ作業に入る前に、革と木型を固定する際にとめているピンのあとだったんです!
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このピンで固定していないと、木型と革がずれてしまい、つりこみ作業ができないのだそうです。

小さなところにも、職人さんの作業が垣間見れますね。



以上、ちょこっと豆知識コーナーでした~!

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さて、続いて、このつりこみ作業が終わると、靴底を張りつけるために接着剤を塗ります。

接着剤を塗ったあと、すぐ張りつけるのかと思いきや、20~30分ほど置いてから、張りつけるそうです。

理由を聞くと、しばらく置くことで接着剤の粘着力が強くなり、よりしっかりと張りつけることができるのだそう!


↓ これが靴底になるゴム底たち。ずらっと整列しています。
ゴムが持っている油を出すために、専用の糊を塗ってしばらく置いておくそう。
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↓こちらもずらっと並んだ靴たち。靴底をくっつけてもらうのを待っています。
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しばらく置いたあとは、これまた、1点1点、靴底を張りあわせていきます。

ぐーーっと力を入れたりトントンと叩いたり、インソールや革の部分との位置を確かめながら、
張りつけていきます。
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滑らかな作業に、思わずじーーーーっと見てしまいました。
写真を撮ったときにこの作業をしてくれていたのは、北川さんという職人さんです。
私たちが訪問中も、淡々と靴と向き合って作業をされていた背中が印象的でした。



手作業での張りつけが終わったら、プレス機でさらにしっかりと張りあわせます。
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上から押すのではなく、下から力が加わり、圧着していきます。
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圧着が終わったあと、木型から靴を脱がせ、
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この工程での作業は完了です!


できたてホヤホヤの靴です。
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お伝えした通り、1点1点、手作業で進められている、GROW NATURALLYの靴。

大きなプレス機を使い、一気に圧着する量産型が多い今の時代ですが、
こうして職人さんの手で、1点1点作り上げる靴にこだわっているからこそ、
長く愛用し続ける1足ができあがるんですね。


呉本さんの手。かっこよかったです。
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「かっこいいです!!!!」と言うと、照れながら「よう言うわ~~」と笑ってくださった笑顔もまた素敵でした。



北川さんの作業用エプロンも、使い込んだ感じがなんともかっこよく思わず写真を撮ってしまいました。
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最後に、呉本さん、北川さんと記念写真!
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おふたりにお礼を告げ、工房を出発したときも、
見えなくなるまで見送ってくださっていた呉本さんの姿に胸が熱くなりました。
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今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!



職人さんツアーは、次回がラストとなります!
次はどの工程でしょうか・・・♪

では、おたのしみに~◎

■GROW NATURALLY の靴はこちら↓(画像をクリック!)
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