< GROW NATURALLY 職人さん訪問~その1 >

2016年12月02日

 



こんにちは!

Online Store担当のサタケです。


秋も深まり、冬を感じる日も増えてきた今日この頃。

ある場所を訪れてきました!




その場所とは・・・

Online Storeでも、実店舗でも大人気の、

GROW NATURALLYの靴を作っている職人さんの工房です!

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私も、実店舗勤務時代から履いており、
サンダルやシューズタイプ、ブーツなどもう何足も持っていて、
一番最初に買ったショートブーツも、まだまだ現役です!



今日は、その職人さんツアーの様子をご報告致します!

あたたかいコーヒーでも飲みながら、ゆっくりお付き合い頂けたら嬉しいです。


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シサム工房で扱わせて頂いている、GROW NATURALLYは、
O.D.R.Fという会社の大野さんが作っている靴のブランド名です。

大阪・西成の靴職人さんが1点1点、手作業で作ってくださっています。
昔は、西成で石を投げたら職人さんに当たると言われたくらい、職人さんの多い街だったそうです。




さて、まず!

GROW NATURALLYの靴がどのような工程でつくられているのかについて。



①普段、私たちスタッフとやりとりをしてくださっている大野さんが、
靴のデザインを考えるところから始まります。



②そのデザインをもとに、紙型を作ります。
(服などの場合は、型紙 と言いますが、靴づくりでは 「紙型」 と呼ぶそうです。)
この紙型を作ってくださっている「紙型師さん」。



③出来上がった紙型をもとに、革の裁断をする「裁断師さん」。



④裁断された各パーツの革を1枚1枚立体的に縫製していく「製甲師さん」。



⑤次に、縫製が終わった靴を木型にはめ、靴底と取り付けていく「底付師さん」。



⑥最後に、靴の裁断、縫製、底付や、この他細かな点の最終チェックと、磨きをかけて仕上げる、
「仕上げ師さん」



1足の靴を完成させりるために、こんなにも多くの工程があるんですね。
もちろん、各工程にはさらに細かな工程があり、それぞれの工程で職人さんが丁寧に、
靴づくりの作業を進めています。



今回の職人さんツアーでは、
裁断師さん、製甲師さん・仕上げ師さん、底付け師さんの工房を見学させて頂きました!




まずは、紙型師さんから届いた 「紙型」 をもとに、革の裁断作業をしている
「裁断師」さんの工房へ。


裁断をしてくださっているのは、こちらの山崎さんです。
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山崎さんは、お父様が靴づくりの仕事をしていたことがきっかけで、
この世界に入ったそう。

今は、裁断専門でお仕事をされていますが、以前は靴づくりのすべてに関わっていた為、
ご自分で靴を作ることができるそうです。

お父様の手伝いをしながら始めたばかりの頃は、サンプル品と、自分の作った本製品の違いに
「よう怒られたわー」と笑いながらお話してくださいました。


「仕事は、相手から教えてもらうんやなくて、分からんことがあったら、自分から聞きにいくんや。」
と、仕事に対する姿勢を教えてくださいました。

優しい表情の中にも、しっかりとプロとしての強い想いを感じました。

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山崎さんに年齢をお聞きすると、60!と元気に答えてくださった山崎さん。
還暦を迎えられたとは思えない程、元気で若々しい方でした!




さて、続いて山崎さんのお仕事について。

こちらが、紙型師さんが作ってくれた型です。
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服づくりで使うトレーシングペーパーの型紙とは違い、厚手のしっかりとした紙で作られていました。

お気づきでしょうか。この紙型、左右対称ではないんです。

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足は内側、外側で形が違いますよね。内側は、土踏まずがあるので少しへこんでいます。


この紙型をもとに、鏨(たがね)と呼ばれる金型を作ります。

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鏨は、包丁のように鋭利でした!
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この型を、革の上に置き、上から機械でプレスしてパーツを切り抜きます。


ロングセラーのショートブーツ GN-7 は、他の靴に比べてもパーツが多く、
全部で9つのパーツでできています!
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靴の種類ごとに、型があるので、工房では箱ごとに分けて保管されていました。

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そして、こちらがGROW NATURALLYの靴で使用されている革です!美しい・・・!

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GROW NATURALLYの靴で使われている革は「栃木レザー」という会社で作られている、
タンニンなめしの革です。

環境に負荷のないタンニンなめしの革は、化学薬品を使ったクロムなめしの革に比べ、
色合いや風合いなど不均一なため、バッグや小物で使われることが多く、
左右対称に作らなければならない靴づくりでは、扱うのがとても難しいそうです。

しかし、やはり革の肌触りや、経年変化で生まれる革特有の風合いは抜群で、
この革だからこそ作れるものがある!と、
『 「タンニンなめしの靴づくり」 にこだわっていく 』 という強い意志を持って製作してくださっています。



こちらが、革を切り抜くプレス機。
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1プッシュに20トンもの圧力がかかるため、革だけでなく、
鏨を抑えている手の位置にも注意しなくてはなりません。


1パーツ1パーツ切り抜くのですが、左足のパーツを切り抜いたら、
すぐ横で右足のパーツを切り抜く、というように、左右で差が出ないよう、
かつ革を無駄にしないよう、全体を見ながら作業していきます。

また、切り抜く前に、革についている傷もチェックし、白いペンで目印をつけて、
目立つ傷がついてしまっている部分は避けて切り抜くようにしているそうです。

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ここで、ちょこっと鏨の豆知識コーナー!

裁断されたパーツをよく見ると、小さな溝が。
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「これはなんですか?」と山崎さんに聞くと、

「それはサイズを表してるんやでー」とのこと。


「サイズ???」と私たちが頭にハテナを浮かべていると、
それぞれ異なる鏨を出してきてくれました。

それがこちら。
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溝の数によって、大・中・小というサイズを表しているそうで、
山崎さんはの溝をもとにサイズを判断し、裁断していくのだそう。

この溝は、出来上がる頃には靴底に隠れて見えなくなってしまう部分です。

見えないところに細かな工夫があったんですね~。


ちなみに、この型の奥にある針のようなピンですが、
これは、紐を通す穴をあける場所の目印をつけるためだそう。
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パーツを裁断する際に、靴紐の場所も一緒につけられているんですね。

以上!豆知識コーナーでした~。



裁断の作業ひとつをとっても、たくさんの工程があり、
そして職人さんのこだわり、工夫もあり、掘れば掘るほど深い世界に感動しっぱなしでした。




最後に、山崎さんと記念写真♪

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ふうーーーー

書きだすと伝えたいことが多くて、長くなっちゃいました!


最後までお読み頂き、ありがとうございました(^^)


今回はここまで!次回は、また別の工程をご紹介します!


おたのしみに~☆
 

 

・・・関連ブログ・・・

 

< GROW NATURALLY 職人さん訪問~その2 >

 

< GROW NATURALLY 職人さん訪問~その3 >

 

 

 


 


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