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Sandur|インド フェアトレードNGO

フェアトレードNGO
「Sandur/サンドゥール」 インド

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ガンジーがその絵のような美しさを褒め称えたと言われるサンドゥールは、インド南部カルナータカ州に位置する、美しい森と豊富な資源に恵まれた土地。フェアトレードNGO「Sandur/サンドゥール」は地域の伝統的な手仕事を広めて優秀な職人たちをサポートし、周辺地域に貢献するために1984年に設立されました。< 丘の間の街 >

 昔々、この場所はSkandapuriの名で知られていました・・・これはSkandra(ヒンドゥー教の軍神)またKumaraswamyに捧げられた、今もなお存在している寺院へ敬意を表したものでした。この場所は、ヒョウ、シカ、チンカラまたはインドガゼル、クジャクチョウの故郷であり、豊かな植生を持っていました。そしてそこは、地球上で最も古い岩層のひとつの間にあり、楽園を垣間見るような所でした。
 今日、この場所はサンドゥールの名で知られています。サンドゥールとは、Kannada語で「丘の間の街」という意味です。これは、両側に天然の渓谷があり、丘に囲まれている谷間の地域にぴったりの名前です。土地には、森、動植物、鉄やマンガン鉱石が豊富にあります。マハトマ・ガンジーが1930年にここを訪れた際に、まるでオアシスのようなくつろぎの場であると称えました。それにふさわしい時間の流れがサンドゥールにはあります。サンドゥールの住民には、ずっと何世代にもわたり、この土地に根をはって生活している人々、また、遊牧民としてこの土地へ来て滞在を決めた人々が含まれます。

sandule< 遊牧民から定住する道へ >

バンジャラの人々は遊牧民で、ヨーロッパのアーリア民族のロマ・ジプシーの祖先の系統を引くと言われています。このような遊牧民は、中央アジアとアフガニスタンを移動し、ラジャスタンの砂漠に移り住みました。遊牧の生活様式を持つバンジャラの人たちは、穀物と塩、神の教えとともに、インド中を旅しました。そして旅をする間に、国の別々の地域に定住するようになりました。バンジャラの人たちは、それぞれの場所で、別々の名前で知られています。サンドゥールのあるカルナータカ州では、ランバニ や ランバダ の名前で知られるようになりました。
 ランバニの人々は14世紀に、アウラングゼーブ軍の所有物を運びながら、デカン高原にやって来たと言われています。そこで滞在を続け、イギリス人に穀物と牛を提供するようになりました。その後、近代的な交通手段ができたことで、遊牧生活から、農業や手仕事、手工芸に根付いた生活へと変わっていきました。
 ランバニの人々は明るく喜びに満ちた人々で、その叙情性と、踊りや音楽や手工芸を愛していることで有名です。そして、財産を美しく身に付けます。特有の優美な手作りの服と、目もくらむほどの装飾品を身に付け、壮観な光景を作り続けています。

フェアトレード・バッグ
「ランバニ刺繍」シリーズ

フェアトレードNGO「Sandur/サンドゥール」とシサム工房が協力して、シサム工房オリジナルバッグなど、細かい刺繍が美しいフェアトレード商品が生まれました。< 針仕事の技術と色の「感性」 >

ランバニの人々は、アニミズム(精霊信仰的)の宗教を持ち、自然を崇拝し、自然の流れを尊重します。また、その土地特有の宗教や文化の要素も取り入れています。これにより、伝統と信仰を発展させることができます。このような全てのことが、ランバニの手工芸に、鮮明な影響を与えています。
 ランバニの人々は行商して巡る生活様式を持っているのと、また所有物が限られていることが恐らく理由から、ランバニの女性達は生地の切れ端から絶品を作り出すエキスパートとなります。
古いサリーからとった糸を使い、小さな端切れを縫い合わせ、彼女達は美しい服やアクセサリーや家財用品をつくります。これらは、刺繍や装飾的な縁飾り、鏡、貝殻やコインで美しく装飾されます。デザインやモチーフ、色は、放浪の生活や彼女達の民族的伝統や儀式からのイメージに影響を受けています。
 伝統的に、このような骨の折れる作業を要する品々は結婚の花嫁道具に欠かせないものでした。一昔前には、女の子が生まれるとすぐにこのような花嫁道具作りにとりかかったものでした!

 

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< SANDUR Kushala Kala Kendra サンドゥール・クシャラ・カラ・ケンドラ >

 SANDUR Kushala Kala Kendra (SKKK:サンドゥール・クシャラ・カラ・ケンドラ)は、Susheelanagarという地元の村から、ランバニの女性12人が一緒に仕事をするために集まったことが始まりでした。それは1984年のことでした。そして、この小さな始まりは、ランバニの人々だけでなく、サンドゥールやその周りに住む人々の生活にとって重大な変化の始まりでした。
 今日、約500人の職人がSKKKと仕事をしています。SKKKは20の自助団体の活動の手助けをしてきました。そして、この土地の手工芸をする人々が、この団体から利益を得、また、ともに成長してきました。
 SKKKは、Sandur Manganese and Iron Ores Limited (SMIORE:サンドゥール・マンガン・鉄鋼会社)と、その名誉会長であり、金融大臣、農村開発大臣、カルナカタ州の村議会の役職でもあるM.Y. Ghorpade氏が設立し、関わってきたおかげで存在しています。
 SKKKの目的は多面的です。つまり、その土地に根付く手工芸の復興、その手工芸品を作る人々のより良い生活の保証、手工芸品の新しい市場開拓、また手工芸品を現代的でより高価値なものにすること、です。
 最初、SKKKの活動はSIMOREに支えられていました。SIMOREは、デザイン改良や安定した高品質を重要視し、インフラやマーケティング支援を行いました。これによりSKKKは自立できるようになったのです。また、皆の利益のため、活動の範囲や製品の知名度を拡大していきました。
 

sandule< 刺繍と装飾 >

衣服   :サリー、スカート、ブラウス、クルタ、ドゥパタ
服飾品  :カバン、札入れ、財布、携帯ケース、メガネケース
家庭用品:ベッドリネン、クッションカバー、テーブルナプキン、壁掛け

 ランバニの針仕事は、何世紀もわたって発展してきた芸術です。ランバニの女性によって作られる、色とりどりの衣服や服飾品、生活用品は、独特で他に類を見ないものです。彼女達は、自分達民族のラジャスタンやパンジャブにおける歴史的なルーツや、放浪の生活様式、社会的・文化的な伝統を針仕事に反映しています。
 この手工芸品のルーツは、伝統的なランバニの衣服に見ることができます。このような服には鏡やコイン、貝殻、宝飾品が、複雑に縫いつけられています。ランバニの針仕事は、手織り生地を基本に、飾りかがり縫い、刺繍、アップリケ、パッチワーク、ミラーワークを合わせたものです。そしてさらに、貝殻や、装飾、鏡、また、鉛やガラスビーズで重みの付いた綿や木製の飾りふさが、美しく刺繍されます。
 特に、伝統的なKarnataka Kashida または Kasuti と呼ばれる刺繍は、北カルナタカ産まれの独特な刺繍です。Kasuti 刺繍は、ホルバインステッチを基本とし、特徴的なのは、縫始めと終わりがとぎれなく同じポイントで出会うことです。この結果、Kasuti刺繍の両面はそれぞれ鏡合せのように出来上がります。よほど洞察力のある目でないと、表・裏を見分けることはできません。Kasuti刺繍で使われる縫い方は、ダブル ランニング ステッチ(gavanti)と、ジグザグにほどこされるダーニング ステッチ(murgi)、そして一般的なランニング ステッチ(negi)です。
 Kasuti刺繍のパターンは幅広く、幾何学的なモチーフから植物、また寺院の形さえ使われます。興味深いことに、Kasutiパターンは生地そのものにはトレースされず、ガーゼに施されてから、「目的の生地」に縫い付けられるのです。ガーゼは後で慎重に取り除かれ、複雑な刺繍が現れます。Kasuti刺繍は消えつつある芸術です。SKKKはこの伝統を復活させるため努力をしているところです。
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シサム工房OnlineStore 「ランバニ刺繍」商品一覧

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